タイ語の教科書ーหนังสือเรียนภาษาไทย (sungwal suntong)

อาจารย์ สังวาลย์ สุนทอง

テキストの目的

１．このテキストは、タイで生活を始めた日本人学習者が、各課を通して学習した後、各自実生活の様々な場面ですぐに使える会話で構成されています。
２．日本人学習者にとって、タイ語学習の最大のポイントと難関は、日本語にない発音を正しく発音できるようになるか、また正しく聞き取ることができるようになるかという２点に尽きると言えます。そこで、このテキストでは、日本人の最大の弱点である、日本語にはない、タイ語独自の発音方法をわかりやすく説明しています。どうすればタイ人と同じような（または、タイ人が正しく聞き取れるような）正しい発音ができるのか、その方法を重点的に学習します。
３．このテキストは、タイ語中級更には上級レベルも視野に入れ、基本文法から、学習者が無理なく、しかも確実に上達できるように構成されています。段階を踏んで、徐々にステップアップしていけます。
４．このテキストにはたくさんの練習（パターンプラクティス）があります。これは、練習量を増やして、繰り返すことで、学習者に必要な単語や文型を完全に定着させ、日本人が教室外で臆することなく自信を持って話せるようにするためです。

５．このテキストは、初級ⅠⅡⅢの3冊で構成され、各学習時間は60時間を目安として編集されており、学習者は、約180時間でこの３冊の学習を終了するように考えてあります。この３冊で、タイ語の日常会話をほとんどカバーでき、日常生活での会話には困らないレベルまで上達できます。

テキストの構成と特長

１． 発音練習は、初歩から順に分かり易く練習できるようになっています。

２．会話練習は、いろいろな場面ごとに実際に使われている「生きた会話」の例文を示し、それらを繰り返し練習することにより、さまざまな特殊な場面にも応用できるようになっています。

３．練習では、話す、聞くに重点を置き、学習者が自然に話し、聞き手の返答も正しく聞き取れるように、たくさんの練習問題を組み込んでいます。

４．実際の会話では非常に多くの単語が使われています。しかし初級レベルでは、そのすべてを覚える必要はなく、短期間で覚えられるものでもありません。このテキストでは、その中から使用頻度の高い順に、特に日常会話に必要な単語を選んであります。少しでも学習者の負担を軽減し、しかも効率よく学習できるよう工夫されています。
５．学習者に、より分かりやすい、楽しい授業となるようにカラー印刷にしました。